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Archive for the ‘すべて’ Category

Developer登録完了、iPad2の発表から電子書籍小説賞の創設などについて

07 3月

 

 

えーっとではまず最初に簡単に近況報告です。

 

※ちなみに左の写真は今春発売予定のAndroidスマートフォンMEDIASです。

その1

先週のあたまにAppleのiOSのDeveloper登録が完了しました。『神様がくれた背番号』を電子書籍化するわけですがデータの作成は半分以上は済んでいて(とっても簡単でした。さすがモリサワのMCBOOK♪)、調整した後来週ぐらいにドッキドキのiPhoneとAndroidの申請を済ませてしまおうと思っています。ただリリース日はすんませんm(_)mまだ未定です。
(いろいろとやることが残っているので……)

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AndroidがiPhoneを超えた日、角川とグリーの提携について思うこと

26 2月

最近の電子書籍関連の話題、ニュースを中心に私が思ったことを書いてみましたよ。

 

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デベロッパ登録をする。扱う作品について考えていること

15 2月

 

 

本日はiPhoneとAndroidアプリの開発者登録をしていました。
iPhoneの方は法人確認が必要と言うことで途中までしか行っていませんので後日Appleから連絡が来るのをまって最終的に手続を済ませておきたいと思います。このあとはアプリ制作と、申請を済ませればアプリを販売していくことになります。

 

同時にアプリ化の作業を少しずつ進めておりまして、弊社が昨年刊行した『神様がくれた背番号』をまずは電子書籍アプリ化していく予定なのですが、それ以外にも多くの作品を順次アプリ化していけたらいいなと考えています。ちなみに左上の画像はアプリにはさむためのの画像です。

ということで早いですが話しておこうと思います。カエデブックスは今後、アマチュアの方の作品を募集し、作者負担ゼロでアプリ化していく予定です。

なおアプリ化する作品は、短編や中編の小説をメインに扱っていこうと思っています。もちろん販売する前から方針を限定していくつもりはなく漫画にも強い関心を持っています。といっても普通の漫画ではなく商業誌ではあまり見受けられないようなオルタナティブで文学的な要素を持った作品と言いますか、個性のある漫画作品なら、コンテンツサイトとしてカエデブックスの特色を出せるんじゃないかなと思っています。やっぱり漫画に関しては大手の方が強く普通にやって勝算があるとは到底思えませんしね。

もちろん小説もカエデブックスとしての特色を出していくつもりです。どうやってカエデブックスのカラーを出していくか、大事だと思っています。一つ目は、クオリティ。やはり文章力、構成力、企画力、ストーリーテリングのセンスは作家としてもっとも大事な要素です。二つ目は独自性。紙書籍や他の出版社が扱っていない作品を発掘し紹介すること。商業性はやっぱり文学性もとりいれていきたいので。三つ目は敷居の低さ。値段、文量、デビューのしやすさ。やっぱり安心して参加できる仕組み作りが大事なんだろうなと思っています。

 

あ、だからといって今作品は送ってこないでくださいね。また上記の件についてのお問い合わせにも応じられませんのであしからず。ではこの辺で失礼します。

 

Androidによって電子書籍業界が絶対に盛り上がる理由

12 2月

 

 

やっぱり2011年はアンドロイドの年になるんだろうなと私は考えています。ソフトバンクのiPhoneに煮え湯を飲まされていたdocomoやKDDIがようやく巻き返しに掛かりandroidスマートフォンを次々と登場させています。

 

それで見出しの理由ですが、電子書籍におけるAndroidの魅力はやはりAndroidマーケットとdocomoマーケットの連携になると思います。市場として機能しだしたことです。電子書籍をクレジットカードではなく月々の使用料と同時に請求できますし、将来性を考えたときiPhoneの比ではなくなります。iPhoneの場合やはり端末限定のため、ユーザー数というスケールメリットの恩恵が受けにくいという問題がありましたが、徐々にそれは改善していくと思っています。あと一企業の趨勢に依存してしまうという状況も回避できますから安心です。将来性が決して良いとは言えません。今季のユニクロみたいに、毎年ヒットを作り続けるのは容易ではありません。もしヒットが出なければその影響をもろに受けるのもiPhoneアプリの潜在的な問題でした。リスクヘッジとしてもAndroidマーケットへの期待は大きくなる一方です。

 

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太宰治『ダス・ゲマイネ』をスマートフォン用に電子書籍化。

03 2月

太宰治作第三弾『ダス・ゲマイネ』です。


     一 幻燈

        當時、私には一日一日が晩年であつた。

 戀をしたのだ。そんなことは、全くはじめてであつた。それより以前には、私の左の横顏だけを見せつけ、私のをとこを賣らうとあせり、相手が一分間でもためらつたが最後、たちまち私はきりきり舞ひをはじめて、疾風のごとく逃げ失せる。けれども私は、そのころすべてにだらしなくなつてゐて、ほとんど私の身にくつついてしまつたかのやうにも思はれてゐたその賢明な、怪我の少い身構への法をさへ持ち堪へることができず、謂はば手放しで、節度のない戀をした。好きなのだから仕樣がないといふ嗄れた呟きが、私の思想の全部であつた。二十五歳。私はいま生れた。生きてゐる。生き、切る。私はほんたうだ。好きなのだから仕樣がない。しかしながら私は、はじめから歡迎されなかつたやうである。無理心中といふ古くさい概念を、そろそろとからだで了解しかけて來た矢先、私は手ひどくはねつけられ、さうしてそれつきりであつた。相手はどこかへ消えうせたのである。
 

※本文より冒頭部分を引用 

 

 

 

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