えーまず『神様がくれた背番号』矢野さん効果もあって(詳しくは前回の記事をご参照ください)、『神様がくれた背番号』の売れ行きが好調です。作品の評判も上々のようで言うことがないです。一過性のことだとは分かっているつもりですけど、これは偶然ではなく、作品の実力なんだと僕は思っています。この作品には人の心を捕らえて放さない何かがやはりあるのだなと改めて思い知らされました。信じてきて良かったです。
ただ正直なところ、やっぱり何が起こるか分からないなあというのも本音です(笑)。弱気なことは言ってはいけないのですが、僕の実力不足もあって、販促がうまくいかず売れ行きが止まっていた時期もあり、焦りや諦めも多少はありました。と言っても矢野さんのことがなくても、もっと多くの人に読んでもらえるように販促活動・計画は遂行していましたし、『神様がくれた背番号』のことを忘れたことは一日たりともありません。一冊一冊の重みを噛みしめています。
自分に出来る範囲のことを、しっかりとやっていくことを念頭に、これからも売り続けていこうと思っています。
それで今は、書店営業を再開しようと準備をしているところでして、この流れを切らさないように太くできるようにしていきたいと思っています。改めまして、矢野さんには心から感謝申し上げます。
ということで、いくつかご報告があります。
10/16に私がお世話になっているアニカさんから出た『映画が私を変えた』河添まみこ著の出版記念イベントとして、月島にある相生の里、あいおい文庫(東京都中央区佃3-1-15)にて「映画と、本と、生き方と」という映画本関連のカルチャーイベントを催されるそうです。小人症をもち映画『追悼のざわめき』に出演された著者の河添まみこさんを中心に「映画と本は、人をつなぐ」をコンセプトに、トークセッションをされるということですのでもし興味のある方はお越しください。アニカの佃さんもいらっしゃるので、出版について興味がある方はのぞいてみると良いかも知れませんね。
二つ目は、少し先になりますが10/30にこちらも同じく相生の里・あいおい文庫にて『東京野球ブックフェア』が開催されます。楓出版も『神様がくれた背番号』を携えて出店させていただきますので興味のある方はご参加いただければと思っております。どういう風にこのフェアを盛り上げていこうか、計画中でして今からすごく楽しみです。
三つめは、先日のことですがiPhone,iPadで利用可能の読み上げソフト『金沢文庫』アプリで『星空文庫』が利用可能になりましたことをご報告させていただきます。
※↑をクリックするとiTunesストアに移動します。
ちょっと分かりにくいかと思いますので説明しますと、
『金沢文庫』はiPhoneやiPadで利用できるアプリでして、『青空文庫』の作品を音声で読み上げでくれる電子書籍ビューワーアプリです。
『星空文庫』は『作家でごはん!』と同じ方が運営されていまして、私がお世話になっている方が運営されているサイトなのですが、無料で利用可能なアマチュア作家向けの作品投稿サイト&電子書籍サイトです。ちなみに『神様がくれた背番号(前半部分)』を置かせていただいております。
今回の連携企画でその『金沢文庫』で『星空文庫』の作品を読み上げることが可能になりました。たぶん読み上げ対応している電子書籍は今のところ、朗読少女やオーディオブックと限られたものになりまして、かつこれは実際の声優さんが読み上げるタイプのもので、クオリティが高いのですが、その分読み上げて聞くにはコストが掛かることが難点だったのですが、この金沢文庫アプリはプログラムで読み上げることが可能ですので、コストの面で実は大きなメリットがあり、今後大きく発展していく分野の先鞭となるアプリという位置づけだったりします。つまりものすごく業界から注目を浴びているアプリなんです。もちろん機械だからといってロボットのような不自然な音声ではなく、人間の声に近いのできっと体感された方は驚かれるんじゃないかなと思っています。何より今までの『金沢文庫』アプリでは、青空文庫の作品しか読めなかったのですが、星空文庫も対応したことによって、読めるものが一気に拡大しました。たくさんのコンテンツを利用可能になったと言うことで、金沢文庫、星空文庫ともに大きく発展していくと思います。通常は1000円なんですが、この連携企画を記念しまして、700円のセール中です。無料のLITE版もあるので、iPhone、iPadユーザーの方は是非お試しいただければと思います。
でおそらくプレスリリースの方を読まれた方の中には、文中にコーディネーター楓出版とあるのをあれ?と思われた方がいらっしゃるかと思います。なんで楓出版が関係あるんだろうと。その話についてはちょっといろいろとありまして、まあ長くなりますので、後日お話しさせていただこうかなと思います。
ではでは失礼します(笑)