つづいて夏目漱石の『坑夫』です。もちろん無料にてダウンロードしていただけます。iNovelの読みやすさをぜひご体感ください。
先日の記事の話になりますが夏目漱石先生はいいですね。先日アップした『三四郎』を読み終えたのですが、本当に面白かったです。与次郎がなあ、与次郎が、ほんとーにいい味を出しています。「偉大なる暗闇を書いた」零余子がいつのまにか主人公になっているところ(P500)は笑いましたし、ラストの野々宮さんが招待状を破り捨てたところ(P576)はさりげないのに印象深かったですし、美禰子が小川にストレイシープと囁きかけるところ(P253)なんて、漱石先生!漱石!と小躍りしたくなりましたよ。ほんとすこぶる良い読書体験をさせていただきました。